
お世話になっている方へ、一年間の感謝の気持ちを込めて年末の時期に熨斗(のし)をつけた品物を贈ります。
一般的に、会社の上司、仲人、恩師など、目上の方や、離れて暮らしている両親や親戚に贈ります。
お歳暮は、時間に追われる現代人にとって、義理を欠かない絶好のチャンスとして合理的なものとなっています。
本来はお祝いごとや贈り物を渡す際、先方の伸展を祝福する意味をこめ、鮑(あわび)貝をのしたものとお酒と併せて持参しました。
その後、熨斗鮑(のしあわび)を包んだ形に色紙を折った「折熨斗(おりのし)」を用いるようになりましたが、しだいに簡略化され、現在では印刷された熨斗(のし)紙を使用するようになりました。
最近では、習慣にならないようにお歳暮特有の「熨斗(のし)」を付けないで、お世話になった友人へ気軽なギフトとして贈ることも多いようです。

地域により異なるようですが、12月13日~12月20日頃までに贈るのが一般的です。
お正月用の生鮮品を贈る場合は年内の方が親切ではありますが、25日を過ぎた忙しい時期にお歳暮が届いても迷惑になってしまうかもしれませんので、事前に相手へ確認しておくことが望ましいでしょう。
また、お歳暮を贈る時期が遅くなってしまう場合は、新年まで待つ方がいいでしょう。1月7日までに贈る場合は「御年賀」、それ以降であれば「寒中御見舞」として贈りましょう。

本来は相手方に訪問し、手渡しすることが正式なマナーとされていますが、最近ではデパートやネットショッピングから直送するケースが一般的になっています。
その場合は「挨拶状」として近況報告やお礼の気持ちなどを、形式にこだわらず同封することがいいでしょう。
また、相手先が喪中の場合でも、お歳暮は失礼にあたりません。


気持ちを伝えることが重要だとは分かっていても、やはり相場は気になります。
お歳暮は一年間の感謝を表すものなので、お中元よりも高めに予算を設定している人が多く、一般的には5,000円前後が相場と言われています。

品物が届いたらすぐに「お礼状」を出しましょう。選んでくれた贈り主への気遣いとして、贈っていただいたお礼と品物の感想を添えることが良いでしょう。